pips(ピップス)・銭とは?FXに必要な専門用語を世界一わかりやすく解説

FX初心者の方がつまずく1つの大きなポイントに「専門用語が分からない」という点があります。

 

専門用語が分からないままトレードを始めてしまうと、通常なら避けられるようなリスクですら避けられない危険性が出てきてしまいます。

 

しかしそれは逆に言えば、専門用語を理解することにより初心者トレーダー卒業としての大きな一歩を踏み出すこともできるということですね。

 

今回は、FXに必要な専門用語の1つ「pips(ピップス)」について、あらゆる方面から分かりやすく説明していきます。

 

pips(ピップス)とは?

FXブログでは、「今日は何pips(ピップス)稼げました!」「1日30pips(ピップス)を稼ぐことを目標に頑張ります!」という文章をよく見かけますね。

 

このpips(ピップス)とはどういう意味なのでしょうか。

 

pips(ピップス)とは、FXだけで使われる「通貨の単位」のことを指します。

 

そのため、「〇pips(ピップス)稼ぎました」や「〇pips(ピップス)損した」という風に使われるのですね。

 

FXでpips(ピップス)を使う2つの理由

pips(ピップス)という表記を見てほとんどの方が疑問を抱くのが「なぜわざわざpips(ピップス)で表すのか。10万円や100万円という具体的な金額でいいんじゃないの?」というものだと思います。

 

FXの損益をpips(ピップス)で表記する一番の理由は、損益の計算方法にあります。

 

例えば、「FXで10万円を稼いだ」という収支報告があるとします。

 

この時、「100万通貨を買って10万円を稼いだ」のと「1万通貨を買って10万円を稼いだ」のとでは大きく意味が異なります。

 

つまり、損益を〇〇円で表してしまうと、その損益に対して具体的にどのくらいの為替変動の利ザヤが影響しているのかが分からなくなってしまうのです。

 

pips(ピップス)の具体的な損益の計算方法については後で詳しく説明しますね。

 

また、「為替の変動を表すなら〇〇銭でもいいのではないか」と疑問を抱く方もいるかもしれません。

 

しかし、FXでは対円レートだけではなく、ユーロドルやポンドドルのように、値動きの単位がドル(セント)となってしまう通貨ペアもあります。

 

「通貨ペアごとに値動きを表す単位を変えるは大変面倒なので、pips(ピップス)で統一している」というのも、pips(ピップス)が採用されている1つの大きな理由だと言えます。

 

1pips(ピップス)の読み方を世界一わかりやすく解説

初心者が「pips(ピップス)」で最も引っかかるポイントは「1pips(ピップス)はどこなの?」という点だと思います。

 

「1pips(ピップス)」の読み方は引っかかるポイントではありますが、FX取引をするにあたって最も大切な「覚えるべきポイント」でもあります。

 

さらに厄介なことに、通貨ペアが「対円通貨ペア」か「対ドル通貨ペア」かによってpips(ピップス)の読み方が異なります。

 

しかし、コツをつかんでしまえば1pips(ピップス)を読むのはそこまで難しいことではありません。

 

ここでは、1pips(ピップス)の読み方を2つの観点から説明したいと思います。

 

2つポイントで覚える!1pips(ピップス)の読み方

pips(ピップス)の読み方を覚える方法として2つの方法があります。

 

1つは「小数第何位が1pips(ピップス)に値するか」を覚える方法です。

 

もう1つは「何銭が(何セントが)1pips(ピップス)に値するか」を覚える方法です。

 

前者は視覚的に、後者は本質的にpips(ピップス)を理解する方法ですね。具体的に説明しましょう。

 

まずは、「ドル円」や「ユーロ円」のように、対円通貨で取引がされる通貨ペアの場合の説明からします。

 

上の画像の場合は、ASKの小数第二位の「2」が、1pips(ピップス)の部分となります。「銭」で表すと1銭と同じ意味になりますね。

 

つまり、「100銭=1円」の円安になると「100pips(ピップス)」の円安になったということと同義となるわけです。

 

次に、「ユーロドル」や「ポンドドル」のような、対米ドルで取引がされる通貨ペアの場合はどうでしょうか。

上の画像の場合は、ASKの小数第四位の「9」が、1pips(ピップス)の部分となります。「セント」であらわすと「0.01セント」ということになりますね。

 

つまり、対米ドル通貨ペアの場合は「1セントの円安=100pips(ピップス)の円安」という意味になるわけです。

 

長くなったのでまとめますと、対円通貨ペアの場合は、

  • 1pips(ピップス)は小数第二位
  • 1pips(ピップス)は1銭。100pips(ピップス)は1円

 

対米ドル通貨ペアの場合は、

  • 1pips(ピップス)は小数第四位
  • 1pips(ピップス)は0.01セント。100pips(ピップス)は1セント

となります。

 

pipsの計算方法-1pipsで何円稼げるの?

1pips(ピップス)の読み方が分かったところで、次にpips(ピップス)でFXの損益を計算する方法についての解説に入ります。

 

pips(ピップス)の計算方法

pips(ピップス)を使った損益の計算方法は簡単です。

 

計算式は「取引した通貨量×pips(ピップス)×0.01=損益の金額」となります。

 

例えば、10万通貨(通常の1ロット)で1pips(ピップス)の利益が出た場合は10万×1pips(ピップス)×0.01=1000円の利益となります。

 

頭の体操-スプレッドで何円損する?-

ここで実際にpips(ピップス)の計算をするために、スプレッドでどのくらい損をするのかを考えてみましょう。

 

ある2つのFX会社があります。

 

A社は「ドル円スプレッド0.3pips(ピップス)」、B社は「ドル円スプレッド0.7pips(ピップス)」だとします。

 

では問題です。

 

Q.①A社とB社でドル円を10万通貨取引する場合、スプレッドだけでそれぞれ何円の損失が出るのでしょうか。また、その差額は何円になるでしょうか?

Q.②1年間、合計200回ドル円のトレードをしたとするとA社と比べてB社の場合は何円損することになるでしょうか?

Q.③B社でトレードした場合のスプレッドによる損失を取り戻すには10万通貨で何pips(ピップス)の利益を上げる必要があるでしょうか?

 

それぞれ実際に紙に書いて計算してみてください。

 

計算しましたか?それでは答え合わせをしてみましょう。

 

①ですが、まずはA社とB社それぞれ、1回の取引でスプレッドによる損失がいくらになるかを計算してみましょう。

 

A社の場合は「10万通貨×0.3pips(ピップス)×0.01=300円」
B社の場合は「10万通貨×0.7pips(ピップス)×0.01=700円」
がスプレッド分の損失となります。

 

つまり、10万通貨の取引をする場合は、A社よりもB社のほうが、スプレッドで400円損しているわけですね。

 

次に②です。A社と比べてB社で取引した場合のスプレッドによる損失が400円で、取引を200回行った場合。

 

合計の損失額は400円×200回=80,000円となります。

 

最後に③です。10万通貨で80,000円の利益をとるには、何pips(ピップス)稼がなければいけないのでしょうか。

 

計算式は「80,000円÷10万通貨×100=80pips(ピップス)」なので、答えは80pips(ピップス)となりますね。

 

どうでしょうか、あなたはどこまで正解することができましたか?

 

全問正解することができれば、実践的な意味でもpips(ピップス)を理解できたと言えるでしょう。

 

まとめ

以上、FXの最重要用語の1つであるpips(ピップス)についての解説でした。

 

pips(ピップス)は、FXでトレードをするにあたって必ず知らなければいけない用語です。

 

損失許容額、利益確定の金額を決める際など、取引判断を下すのにpips(ピップス)は絶対に必要となります。

 

テクニカル分析やニュースの見方などを覚える前に、まずはpips(ピップス)の意味をしっかりと理解しましょう。

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