FXに必要不可欠なファンダメンタル分析の基礎知識【知ってますか?】

FXに必要不可欠なファンダメンタル分析の基礎知識【知ってますか?】

FXブログやFX初心者の方のツイッターなどを眺めていると、どうやら「FXはチャートを眺めていれば勝てる」と思っている方が多いように感じます。

 

しかし、FXをする際はファンダメンタル分析をしなければ、大きなトレンドに乗れなかったり、重要イベントによる急激な価格変動に巻き込まれて損してしまう可能性があります。

 

今回は、FXをするのに欠かせないファンダメンタル分析について、その基礎的な部分の解説をします。

 

FXのファンダメンタル分析とは?

FXにおけるファンダメンタル分析とは、主に通貨の発行体である国の情勢と、各国が定期的に発表している経済指標をもとに相場の分析をすることを指します。

 

例えばドル円であれば、アメリカの金融政策や貿易摩擦問題などの情勢と、定期的に発表される米国雇用統計、日本のGDP成長率などを分析してトレードの判断をすることがあります。

FXでファンダメンタル分析をしなければいけない2つの理由

テクニカル分析にばかり重きが置かれているトレーダーが多いですが、ファンダメンタル分析もトレードを行うにあたって重要な要素となります。

 

その理由としては2つのことが言えます。

 

理由①:ファンダメンタル分析をすることにより長期的なトレンドが把握できる

1つ目の理由は、各国の情勢を把握することにより、ファンダメンタル的なトレンドが把握できるからです。

 

 

長期的な為替のトレンドは、テクニカル分析的な要素だけで決まるものではありません。現在の為替のトレンドが上昇しているか下降しているかは、必ずファンダメンタル的な理由があります。

 

例えばトルコリラ円の為替チャートを見てみましょう。

トルコリラ円の為替チャート

トルコは、ご存知の通りここ数年間は下落トレンドを描いています。

 

トルコリラ円のチャートでテクニカル分析をすると、何度も「上昇トレンドの転換するタイミング」というポイントが存在します。

 

しかし、トルコリラが一向に上がる気配がないのは、ファンダメンタル的な理由があるからです。

 

例えば中東の情勢。トルコの近隣国ではいまだに紛争が絶えません。

 

また、エルドアン大統領が反米主義であることにより、世界的に力を持っている国との関係が悪化したので、経済的な冷遇を受けてしまっている面もあります。

 

これらのファンダメンタル的な要素を知っていれば、テクニカル分析に逆らってトルコリラが下がり続けていることにも納得できますよね。

 

理由②:あらかじめ経済指標や重要イベントを把握して変動リスクに備える

ファンダメンタル分析が重要な理由としてもう1つの理由は、急激な為替変動に備えることができるという点があります。

 

経済の世界では、「米国雇用統計」や「日銀総裁の会見」など、未来の為替価格に影響を及ぼすであろう経済指標発表や重要イベントが定期的に行われます。

 

このような重要イベント時に、市場の予想とは大きくかけ離れた結果が出ると、為替の変動が法則性を持たない大きな動きを示すことがあります。

 

重要イベント発生時の値動きは、テクニカル分析では予想することはほぼ不可能です。

 

そのため、ファンダメンタル分析の1つとして「重要イベントや経済指標発表をあらかじめ把握しておく」というものがあります。

 

FXでどっちが大事!?テクニカル分析VSファンダメンタル分析

ファンダメンタル分析の重要性について説明をしてきました。

 

ここでえ、ファンダメンタル分析の話題が出ると必ず聞かれるのが「ファンダメンタル分析とテクニカル分析とどちらが大事なの?」という点です。

 

結論から申し上げると「トレードの判断や中短期的な戦略はテクニカル分析が重要。長期的な戦略を考える場合はファンダメンタル分析が必要。

 

また、為替変動のリスクに備えるのにはファンダメンタル分析が重要」だと言えます。

 

トレードを実際に行うにはテクニカル分析が欠かせませんし、通貨発行体の現状を知り長期的なトレンドを予想するにはファンだメタル分析が欠かせません。

 

なので、両方ともしっかり勉強するようにしましょう。

 

FXファンダメンタル分析のためのニュースの見方

ここからは、実践的な意味でのファンダメンタル分析のやり方を紹介します。

 

 

まずは、ニュースを見て通貨発行体の情勢を把握する方法です。

 

ここで重要なのは「今、その国はどんな状態なのか」を知るだけではなく「今後、その国がどうなれば、為替トレンドはどの方向に進むか」まで考えられるようにならなければいけません。

 

例として、ドル円について考えてみましょう。

 

 

様々なニュースサイトを見ればわかりますが、ドルの通貨発行体である米国は、現在「米中貿易摩擦」が中国との間で勃発しており、貿易戦争の同行がドルの変動へ与える影響が大きくなっています。

 

次に、「貿易戦争が起こっているうえで、今後何がどうなれば為替トレンドはどの方向になるか」の予想ですが、これは簡単です。

 

まず、大前提として米国にとってネガティブなニュースが出れば円高トレンドになる可能性が高くなります。

 

なので、例えば「中国が報復関税を米国へ課した」というニュースが出れば、ドル円の為替チャートは下降トレンドとなる可能性が高まります。

 

ほかにも、大地震などの突発的なネガティブな出来事が起こると、他の通貨に対して円が買われて市場全体が円高トレンドになる場合が多いです。

 

FXファンダメンタル分析に必要!おススメのニュースサイトを紹介

現在の世界経済で注目されているニュースについて知りたい場合は、ロイター通信を見ることをお勧めします。

 

おススメのニュースサイト「ロイター通信」

ロイター通信の「経済・政策」と「ワールド」のページには、注目項目ごとの特集が組まれています。

 

今出れば「貿易戦争リスク」「英国のEU離脱」「中東・アフリカ」などがまとめられていますので、まずはどんなニュースが世界的に注目されているかを把握しましょう。

 

次に、あなたが投資する通貨ペア発行体の特集について詳しく内容を読み、現状がどうなのかを知りましょう。

 

現状を把握できれば、あとは毎日そのニュースについての出来事を追っていき、どんなニュースがでれば為替チャートがどのように動きそうかを予想する癖をつけましょう。

 

FXのファンダメンタル分析のための経済指標 -最重要な経済指標・イベント3選-

次に、重要な経済指標やイベントと、それらをあらかじめ把握しておく方法を説明します。

 

まずは、FXをするにあたって必ず知っておかなければならない定期的に行われる経済指標発表と重要イベントを3つ紹介します。

 

ファンダメンタル分析のための最重要な経済指標①:米国雇用統計

米国雇用統計発表は、毎月第1金曜日に発表される経済指標で、FXをするにあたって最も大切な経済指標だと言われています。

 

特に「米国・非農業部門雇用者数」と「失業率」が注目されます。

 

 

これらの数字が市場予想の数値よりかけ離れた場合、為替の変動が大きくなる可能性が高まります。

 

「米国・非農業部門雇用者数」は数値が高ければポジティブだと捉えられ、「失業率」は数値が低ければポジティブだと捉えられて円安へと推移する可能性が高まります。

 

ファンダメンタル分析のための最重要な経済指標②:FOMC理事会・FOMC議事要旨発表

FOMC理事会は、年8回行われる米国の政策金利や為替レートの目標値などを決定する会合です。

 

FOMC理事会で行われた会議の議事要旨が、FOMC理事会の3週間後に発表されます。

 

この議事要旨の内容が重要で、議事要旨には今後の米国の経済政策の方向性などが記載されています。

 

ファンダメンタル分析のための最重要な経済指標③:各国の金利・政策発表

各国の政策金利発表もまた、為替の値動きが大きくなるきっかけとなりやすいです。

 

政策金利は、すなわち「スワップポイント」と連動しますので、政策金利が高くなればその国の通貨が買われますし、逆に政策金利が下がったり、予想以上の利上げが進まなければその国の通貨は売られることになります。

 

FXファンダメンタルで必要な経済指標の見方

今回紹介した3つの経済指標以外にも、「各国のPMI」「各国のGDP」「日銀総裁やECB総裁の会見」など、様々な重要な経済指標・イベントがあります。

 

重要イベントや、直近の経済指標発表・イベントについては各FX会社で「経済指標カレンダー」が公開されているので、それを参考にしましょう。

経済指標の見方

特に、重要視される経済指標発表前は、価格変動が変則的になったりスプレッドが広がったりすることがあるので、トレードは控えるようにしましょう。

 

また、経済指標発表を見る際に最も大切なポイントは「予想と結果とどのくらいかけ離れているか」です。

 

予想よりもポジティブであれば、円安になる可能性が高いですし、逆にネガティブな結果だと円高になってしまいます。

 

それらを踏まえて、経済指標カレンダーや過去のチャートの動きを見ると面白いかもしれませんね。

 

まとめ

 

以上、FXで使えるファンダメンタル分析の方法についての紹介でした。

 

ファンダメンタル分析をすることがトレードをするにあたってどれだけ重要なのかは分かりましたでしょうか?

 

また、各国の情勢などを把握するためのファンダメンタル分析は、長期的なトレンドを予想するために重要であることと、経済指標をあらかじめチェックして

 

おいて急激な価格変動に巻き込まれないよう方法についても分かってもらえたかと思います。

 

テクニカル分析の勉強ばかりをしていたトレーダーや、これからトレードを始めたいと考えている初心者の方は、この記事をきっかけにファンダメンタル分析の勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

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